零スタッフの建築日記

カテゴリ: コズエ

こんにちは。カラリとしたここ最近の天気にウキウキしつつ、
夏の暑さにはめっぽう弱い企画広報のアベです。

さて、昨日は初の試みがありました。

その名も「ゼロ村牧場星空シアター」での映画上映会。

普段は「ゼロ村牧場パカラッチョ‼」。
馬が2頭ヤギが2頭いる自然いっぱいのアウトドアフィールドです。
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(こちら、牧場長の平井さんとアース。平井さんは馬と会話できます。)

上映した映画は、こちら
脱原発の映画を監督してきた河合弘之弁護士の監督第3作目であり、
世界中で起きている「再生可能エネルギー革命」を追った作品です。

各地で自主上映会が行われています。
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仙台市内から塩釜、石巻まで、多くの場所から集まった多くの参加者の中には、
電車とバスを乗り継ぎ、一人でゼロ村まで来た強者の高校生もいました!

それでは当日の様子を、抜粋してどうぞ。

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行くと毎回必ずアップデートされているゼロ村。
多くの方のDIYで、着実に進化しています。


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ピーカン照りだったゼロ村も、少しずつ暮れてきて上映開始を心待ちにしています。
今の季節は緑が青々していてすがすがしいですね~

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上映に合わせて、軽食としてピザもふるまいました。
そのピザ職人の方の、本気の背中。
普段はペレットストーブや薪ストーブを設置している「焚人」は、
イベント時はピザ焼き職人集団に早変わりなのです。

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ゼロ村に到着早々、子どもたちは川で遊びはじめます。

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今宵もピザは大盛況。美味しくないはずがない。


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わたくし阿部は進行役でございました。

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映画のスタート。
参加者の皆さんと一緒に、ヤギのみかんも一緒に映画を見ます。
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日が沈み切ると、とたんに冷えてくるゼロ村。
暮れてからは焚火にあたりながらの鑑賞でした。


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上映終了後は、参加者同士で感想をシェアしました。
「この映画から希望をもらえました。」
「星空の下、焚火の下で良い映画を観れて幸せでした。」
「夜上映だからどうだろう?と思ったけど、子どもたちも楽しめ、親も見たかった映画を観れ、家族で過ごすひと時は何とも言えない幸せな気持ちになりました。」
「想像以上に素敵な空間でした。川の音も素敵でした。」

などなど、たくさんの感想をいただきました。


映画終了後も、焚火を囲んで、しばらくだんらんは続きました。


建築工房零は、「脱原発」を掲げ、暮らしのエネルギーとして自然エネルギー利用を提案しています。
その中でもゼロ村は、「自然にあるもので楽しみ、必要なエネルギーはなるべく自然エネルギーを使う」ことを実践している場所です。例えば、建築に使う木材の木っ端などを「薪ボイラー」に入れ、お風呂のお湯や食器洗いに。必要な電気は、ソーラー発電でまかない、食事も薪ストーブで作る、などなど。

そんなゼロ村で、自然エネルギーを盛り上げていく映画を上映できて、良かったなあ、と思っています。
零の社是「地球と暮らそう。Act local,Think global!」をまさに実践したような、そんな一夜となりましたとさ。


アースとひめも、夜遅くまでお疲れ様でした。

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ヤギのみかんさんも、お疲れ様でした。(熱くないの??)
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(All Photo by ツバサ先輩、ありがとうございました。)




さてさて、長くなってしまいましたが、環境イベントはもちろん、
家づくりにお役立ちイベントも目白押しです!

5月最終週は2本立てです。

5/27㈯ ゼロノワ“土地活”カフェ @ゼロ村市場 
 土地探しにお困りの方。住宅展示場を見て回ってもなんとなくイメージが沸かない。誰かの話を聞いてみたい!という方。家づくりを考え始めたばかりだから、まずは経験者の話を聞いてみよう~!という方に、特にオススメです。

5/28㈰ すまいの設計塾「資金のプランニング」 @ゼロ村市場
 家づくりを考えている方すべてに聞いていただきたい、零の長寿イベントの一つ、「すまいの設計塾」。その中でも「資金のプランニング」は人気講座です。
 今回はゲスト講師として、ライフプランナーの鈴木さんをお迎えして開催します!


皆さんのお越しをお待ちしております!

こんにちは。
建築工房零の企画広報、年女の阿部です。

暦の上では『立春』や『早春』という2月。
ここ数日も、ポカポカ陽気と、力強い風が吹き荒れていて、
さながら春のようですね。


さて、太白区鹿野本町に3棟同時に建築中の
零の販売型コンセプトハウス、『丘の上の提案型住宅』。

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うちの1棟、『かぜ』は、2階窓からの眺望が見どころのすまいです。

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昨日は『かぜ』の内部木完検査(木工事の完了検査)でした。

傷や汚れがないか、という視点はもちろんのことながら、
「もっといい納まりができたのではないか」、「次はこう施工しよう」という観点で検査に臨みます。
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設計側と施工側で、意見がぶつかることもありますが、
それでも思いは一緒。

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さらに、いい家を届けていくために、1棟1棟、丁寧に社内検査を積み重ねます。

次の仕上げ工程に進む前に、手直しが必要な場合は、迅速に適切な手直しを行います。
手直しの確認をもって検査の合格となり、次の仕上げ工程に進んでいきます。

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最後は車座になり、次はもっといい家にするための
意見を交わしあいます。
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3棟のうち2棟の木完検査を終え、残すは1棟。

3月中旬に完成見学会を予定しておりますが、
今も個別での現地案内を実施しています。

ぜひ、お問い合わせ下さい。


さて、その提案型住宅からほど近い、太白区ひより台にて、

2/18㈯19㈰の2日間、
『伸びのびと暮らす家』完成見学会が開催されています!
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半規格型住宅〈ZEROBACO〉。
1階のだんらんの間は広々としたワンルームになっていて、
ご家族が伸びのびと暮らせるすまいになりました。

また『白』で統一された、素朴なかわいさのある外壁や内装などにも注目です。


 【予約不要】
日時:2月18日㈯19日㈰ 10:00~16:00
会場:太白区ひより台 ※詳しい場所はコチラをクリック
お問い合わせ:free call  0800-222-2015
       mail   z@zerocraft.com


予約不要ですので、時間内であればいつでもご覧いただけます。

見学会会場でお待ちしておりますので、ぜひお越しください!  

こんばんは。

建築工房零の企画広報担当、『あべちゃん』こと、阿部梢です。
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こんな見た目してます。ほとんどゼロ村市場にいるので、見かけたらお気軽にお声がけくださいね~~。

今日からなんと!! 
建築工房零 スタッフブログが、毎日更新されていくようになります!

書く担当は、全社員が日替わりです。
今後の更新をお楽しみに♪


トップバッターの阿部ですが、

明日開催のイベント準備に奔走しております!


「なるべく電気を使わないクリスマス2016」パーティー!


零のすまい手さんとスタッフが中心に、
キャンドルやランタンの灯りと薪ストーブの炎の中、
持ち寄り料理や生ライブを楽しむ、毎年恒例のイベントです。

零は、季節季節で、零のおうちに住んでいる「すまい手さん」たちや、
仲間たちと交流イベントをしています。

夏は暑気払いをしたり、秋はゼロ村牧場パカラッチョ‼で、ワークショップも含めた芋煮会をしたり。

冬は、そう、クリスマス会です。



過去のクリスマス会の写真を、どうぞ!
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ローストチキンと、ランタンの灯り。
ダッチオーブンに入れて、ローストチキンをつくります。
薪ストーブ料理もします!

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生ピアノ演奏に合わせて、エコものや手づくりもののプレゼント交換会。
大工さんたちは、木工の小物なんかも作ってくれたりします!すごい。


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 ご家族みんなで、持ち寄った料理をマイ箸、マイ皿で楽しみます!

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毎年恒例の、ゼロバンド。こちらは今年の写真。一生懸命練習してます。


他にも、昨年ゼロにインターンで来ていた清野ちゃんの所属する、アカペラバンド
「Tik Tok」!
また、今回はかなりレベルの高い、
ハンドベル隊!

盛りだくさんです。

零のすまい手さんたちや、

毎週火曜にマーケットをしてくださる村岡農園さん。

泉ケ岳でパカラッチョ‼を営む、牧場長平井さん。

安心安全の食品や洗剤などを扱う、あいコープみやぎさん。

たくさんの素敵な皆さんに囲まれながらクリスマス会ができることを、

とっても嬉しく、楽しみに思っています!

当日の様子はきっと、近日中にブログになると思いますので、

ぜひそちらもご覧ください(^^♪

こんにちは。

「気仙沼」といえば、もっぱら海の幸を想像してしまう、建築工房零の環境事業部、阿部 梢です。

さて、今日は7月末に行ってきた、すてきなステキな気仙沼の取り組みをお伝えしたいと思います。



今回の目的地は、海の幸!

「リアスの森BPP(バイオマスパワープラント)」の見学です!

バイオマス!バイオマスといえば、零の「焚人」がオススメしている、
薪やペレットなどの木質燃料のこと。



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運営するのは「気仙沼地域エネルギー開発株式会社」。
アテンドは兵庫から「気仙沼に住みたい!」と移住を決めた、佐々木さんです。

 

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2011年3月11日に発生した東日本大震災により、甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市。

同年10月に、気仙沼市震災復興計画を策定する際、エネルギーの自立が焦点となりました。

地域で生み出すことのできる自然エネルギーを用いることで、
気仙沼を復興させていこう。と考えました。

では自然エネルギーでも、『気仙沼らしいエネルギー』はなにか?と討論を重ねていったとき、

「山があるじゃないか」。

気仙沼地域エネルギー開発株式会社の高橋正樹社長は「太陽光」でも「風力」でもなく、
「木質バイオマスエネルギー」に行き着いたそうです。


気仙沼は面積の約70%が森林。

これを使わない手はない!ということで、


作られた工場が「リアスの森BPP(バイオマスパワープラント)」。

間伐材からつくられた木質チップを燃料とし、ガス化炉で発生させたガスで発電を行います。

その発電能力は、800kw/h!
一般家庭約1,600世帯分に相当する電気が充電できるそうです。


その過程で発生する排熱は、ホテルの湯沸かしや暖房などに利用されており、
余すところなく使い切ることができるため、
エネルギー効率が格段に上がっています。


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貯木場で製造され、工場に運び込まれた木質チップ。大量です。DSC06681

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どんどん燃焼室に送り込まれます。
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ガス化炉の設備を下から見上げた写真。

中は企業秘密です。蒸気がもくもくと立ち上がります。


「リアスの森BPP」は、日本にはほとんど例のない木質バイオマス燃料を使った
発電設備。


試行錯誤を重ねて、2014年3月から試運転を開始し、

そして2年後の
2016年3月に運転時間8,000時間を超えて、本格稼働へ移行しました。



気仙沼では、「木質バイオマスエネルギー」を核にすることによって、
地域循環型社会を実現しようとしています。

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間伐材は、薪としてストーブやボイラーの燃料利用に。

放置された未利用間伐材は、全国で年間約2,000万㎥あると言われています(推定値)。

「リアスの森BPP」では、年間約8,000tの消費ができます。


また、間伐(間引き)をすることで、土砂崩れなどが起きにくく、
洪水を防ぎ、土に浸透していく際に浄化された「おいしい水」になり、

それによってキレイなおいしい水が川を下り、海に入り。

森に人の手が入ることで、海にとってたくさんのいい影響があるのです。

だから「森は海の恋人」というのですね。

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(工場のおとなりには、お魚いちば。)



また間伐の人手として、気仙沼に住む山主さんたちが

個人林業家(自伐林家というそう)として活躍することで、

雇用にもつながる、民有林の保全にも手が入れられるというのです!

そのために、林業家育成にも力を入れます。

チェーンソー講習をはじめとして、「自伐林家」を増やすための

「森のアカデミー」という養成塾を開講しています。




さらにさらに、

間伐材を買い取る際は、半分を現金、もう半分を地域通貨「リネリア」で支払うのだそうです!

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気仙沼市内の商店など、約170店舗で使えます。


地域で生んだお金は、地域に落として、それをまた使って。ぐるぐる、血のように循環します。


震災によって多くを失った場所だからこそ、

血が張り巡らされていくような、命が続いていくような、

そんなまちづくり、人づくり、地域づくりができるのではないかなあと感じました。




さて、長々書いてしまいました。

なにはともあれ、
気仙沼のおいしいごはんを食べに、

気仙沼の気持ちのいい人に会いに、

この最先端でカッコいい、取り組みを肌身に感じに行きましょう。

工場見学の申し込みができる、ホームページはこちら

最新情報は、こちらからどうぞ。(フェイスブックページに飛びます)




環境事業部のアベコズエです!
明日からゼロの社員たちもGW。皆さん、予定は決まりましたか?

まだ決まっていない、宮城在住の方にオススメの場所があるんです。

その名も「JAC's village」。

「ゼロ村でやりたいことを、カタチにしている場所があるらしい。
 しかも、場所は蔵王??」

気になる!ということで、オープン前に、行ってきました、JAC's village。
(写真は4月20日のものです。ご了承ください。)


運営する株式会社ジェーエーシーは、「解体」「回収」「製品化」を一貫して行う会社です。

石巻市の蛇田に本社を構え、蔵王には宮城県最大級のリサイクル工場があります。

「JAC's village」の見学の前に、蔵王にあるリサイクル工場も見学させていただきました!


まずはリサイクル工場の写真をどうぞ!
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木質のチップ等を燃やして熱を得る大規模ボイラー!

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一時期大人の工場見学がはやりましたが、確かにワクワクしました。広い工場すごい。



一通り見たところで、満を持してJAC's Villageの見学!

リサイクル品のテーマパークでした。

イギリスの古民家をイメージしている入り口。
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まるでコッツウォルズ地方のよう!すてきでした。


荷物を輸送する際に使われるパレットを利用した机。

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バークを敷き詰めた地面。

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リサイクル工場で出た熱を利用する、温室栽培。
温水を温室内に循環させることによって、作物に適した温度を保つことができます。

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足元に敷き詰められているこれは、
お菓子の袋を再利用した、キューブブロック。

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コンクリートよりもあたたかく、
なおかつ歩きやすく、
植栽だってできちゃう優れものなのだそうです。


ミミズコンポスト!

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貨物列車のコンテナハウスは、ピザ焼き体験などができます

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レストランでは、排熱利用をした温室栽培で育てた野菜や果物、キノコなどが
並びます。おいしい!

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ビンを利用した照明。おしゃれ。

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扉を再利用したテーブル!気づきませんでした・・・

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はたまた、熱を余すことなく使う、足湯。いい温度でした。

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このときは絶賛建築中だった、ショップ棟。
古材がたくさん使われていました。

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ショップ棟では、リサイクルするだけではなく、使われなくなった家具や椅子などを、より良い製品へと姿を変えて
再利用する以上の価値をつけていく「アップサイクル」商品が並びます。

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すごいぞ、JAC's village。
何より、自分たちの事業を通して、循環型社会を作るんだ!!!
という熱い思いが、至る所から感じられます。


ああ、ゼロ村も、ゆくゆくはこんな場所をめざしていきたい!

大いに刺激されて帰ってきたのでした。

この写真と私の文章だけではとてもじゃないけれど伝えきれない・・・・

ぜひ皆さん、1度は確実に訪れてみてください!



そしてそして、5月3日は、我らがゼロ村牧場パカラッチョ!!のお馬ちゃんたちが、
広瀬川に行きますよ!
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GWはこれで決まりですね!
ぜひ皆さん訪れてみてください!ではでは、皆様、良いお休みを~!
 

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