営業と設計の文子です。
突然ですが、古いものが好きです。
古い町並みも好きです。
古い建物や古い道具も好きです。
古着は10代の時にはまりましたが気に入って買ったコートのクリーニング代が
買った金額の3倍したことを経験してからは、さすがに買うのを控えるようになりました。
でもそのコートのポケットから1ペンス硬貨と2ポンド硬貨が出てきたときには
違う国の知らない誰かが着ていた、という過去に何とも言えないトキメキがありました。


さて、そんな「過去のあるもの」つながりでリノベーションのお話を。


個人的にリノベーションの大きなメリットだな、と考える点は

「まだ住める家が土地代だけで購入できる、こともある」、です。

木造住宅の資産価値は約20年で0円になると言われています。
実際に築20年30年経った家がついている土地は、実質土地代金だけで
売りに出されています。いわば「中古の家が付いてくる土地」ですね。
この中古の建物の健康状態が良好で、
「壊してしまうにはもったいない、まだまだ住める」のであれば
「多少なおして住もう」というのは至極普通の発想だと思うのです。

でも、そう簡単には行かないのです。
・どうやって「まだまだ住める」かどうか判断すればよいの?
・無事工事は済んでも、後から後から不具合でてこないか心配。
・寒いんじゃないか?地震がきても大丈夫なのだろうか?
・リノベーションに結構お金をかけたとして火災保険には入れるの?
・不動産取得税とか固定資産税ってどれくらいになるの?
・住宅ローンで土地とリノベーションの費用は対応できるの?
心配は尽きません。

そこで登場するのが「インスペクション」別名「既存住宅状況調査」です。
言ってみれば、中古住宅の健康診断のようなものです。

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▲零の調査士さんたち。本日も調査してきました。

健康診断には、簡易なものから精密検査までいろいろあるように
「既存住宅状況調査」のベースは資格を持った人の「目視」でわかる範囲での調査ですが
今までは見る人の経験や勘(信頼できないようでいて当たるものですが…)が
ベースになっていた調査が、チェックリストなどにまとめられ定量的に報告できる仕組みです。
これを実施することによって少なくとも上の心配事の上3つは見通しがつきます。

これから人口が減っていく日本では、空家問題は深刻です。
空家の積極的利用を盛り込んだ法律が平成27年に施行されたこともあり
上の心配事の下3つについても各方面から補助金や減税という形で追い風が吹いてます。



「中古ですもの基本何かあるものだ」
と思って望むことが肝心なような気がします。
新築のみならず、そういう選択肢もありだな、と最近感じることが多くなりました。


少しでも興味を持たれましたら、11月はリノベーションの見学会が2件あります。

11/4,5は寺岡にて「リノベーション提案型住宅」
http://www.zerocraft.com/kengaku/1417-110405.html
11/16は築70年の農家住宅をリノベーションした暮らし

是非、お出かけください。